研究課題/領域番号 |
16K18836
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
応用分子細胞生物学
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研究機関 | 国立研究開発法人国際農林水産業研究センター (2017-2018) 神戸大学 (2016) |
研究代表者 |
藍川 晋平 国立研究開発法人国際農林水産業研究センター, 生物資源・利用領域, 任期付研究員 (40567252)
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研究協力者 |
荻野 千秋
洲崎 敏伸
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,290千円 (直接経費: 3,300千円、間接経費: 990千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | 細胞内共生 / 共生クロレラ / 微細藻 / ミドリゾウリムシ / クロレラ |
研究成果の概要 |
微生物間の細胞内共生メカニズムの解明は学術的に重要なだけでなく、有用な微生物の創成などのバイオテクノロジーの基盤となると期待される。しかし細胞内共生を可能にする遺伝子およびその分子機構は充分に明らかにされていなかった。本研究では、ミドリゾウリムシに共生する共生クロレラの共生能欠損株を重イオンビームにより作出し、共生能欠損株および野生株の遺伝子発現量、遺伝子情報を比較、クロレラの細胞内共生に関わる遺伝子を探索した。その結果、有意に発現量の異なる数種の遺伝子を抽出することができた。また光強度および栄養塩等の濃度において、野生株と欠損株で増殖および細胞内代謝に違いがあることが明らかになった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
微細藻類と他の生物の細胞内共生メカニズムの解明は学術的に重要なだけでなく、メカニズム解明により、人為的に新たな共生生物を創生し、単独の生物ではできなかった新たな有用物質を生産あるいは、有用物質の生産量の増加などに貢献できると考えられる。本研究の研究成果は、細胞内共生メカニズムの一端を解明し、メカニズムの全体像の理解に繋がると考えられる。
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