研究課題/領域番号 |
16K18948
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 岐阜薬科大学 |
研究代表者 |
田原 耕平 岐阜薬科大学, 薬学部, 准教授 (30454325)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | ドラッグデリバリーシステム / 微粒子キャリア / 核酸医薬 / 点眼 / 網膜 / 薬剤反応性 / DDS / 後眼部 |
研究成果の概要 |
本研究では、眼内注射を不要とし点眼により後眼部疾患治療が可能な革新的な核酸医薬微粒子DDS製剤を開発することを目的とした。まず、核酸医薬に近い分子量や物性を有するモデル化合物をリポソーム内部へ封入し、後眼部治療の有用性を評価した。その結果、リポソームを利用することで網膜への薬物送達率が向上することを明らかにした。また、高分子ナノ粒子を用いた場合でもモデル薬物を後眼部へ送達できることを見出した。ナノ粒子に対し機能性ポリマーによる表面修飾を施すことで、後眼部への薬物送達能が向上することを見出した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
眼疾患治療における硝子体内注射や結膜下注射に代わる治療法を確立でき、糖尿病網膜症や血管新生黄斑症などの核酸医薬による革新的な低侵襲後眼部薬物治療が可能となると期待される。核酸医薬の点眼による治療という非侵襲的な新規コンセプトを提案することにより、患者の安全性やコンプライアンスが確実に向上するだけでなく、従来になかった後眼部疾患の進行防止及び予防等、これまでになかった新しい効果や治療法も生まれる可能性がある。
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