研究課題/領域番号 |
16K18949
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 静岡県立大学 |
研究代表者 |
平井 啓太 静岡県立大学, 薬学部, 助教 (30740203)
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研究協力者 |
伊藤 邦彦
白井 敏博
權 寧博
橋本 修
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 喘息 / 慢性閉塞性肺疾患 / 喘息・COPDオーバーラップ / 重症喘息 / 遺伝子発現解析 / マイクロRNA / 気管支喘息 / 遺伝子多型 / 喘息・COPD オーバーラップ / microRNA / NOS2 / ヘルパーT細胞 / クラスター解析 / 個別化医療 / 慢性呼吸器疾患 / COPD |
研究成果の概要 |
喘息と慢性閉塞性肺疾患 (COPD) の両方の臨床症状を有する、喘息・COPDオーバラップ (ACO) は、症状が悪化しやすいとされ、その原因の解明と適切な診断基準の構築が求められた。本研究は、臨床症状に加え炎症細胞の詳しい解析により、喘息とCOPD両方の特徴を有するサブタイプの特定に成功し、ACOの診断モデルを構築した。さらに、ACOの診断において血液中のペリオスチンとYKL-40を組み合わせて測定することの有用性を示した。また、喘息およびCOPD患者における増悪因子の解明においては、喘息の炎症病態に関わる誘導型一酸化窒素合成酵素の遺伝子型が喘息の増悪因子となることを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
近年、慢性呼吸器疾患である喘息やCOPD患者を、臨床症状だけでなく、細胞レベルや遺伝子レベルの情報を用いて病態の特徴ごとに分類し、それぞれのサブタイプに合わせた治療法の選択が求められている。本研究は、ACO患者を含む喘息患者やCOPD患者の病態を特徴付ける新たな情報を臨床に提供することにより、これら患者における適切な診断と最適な治療法の提供に繋がることが期待される。
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