研究課題/領域番号 |
16K18971
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医療系薬学
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研究機関 | 福岡大学 |
研究代表者 |
渡瀬 大輔 福岡大学, 薬学部, 助教 (00580200)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | プロドラッグ / NAFLD / 脂肪肝 / 医療薬剤学 |
研究成果の概要 |
本研究室で開発した2R-γ-tocotrienyl N,N-dimethylglycinate hydrochloride (γ-T3DMG) はγ-トコトリエノールを肝臓へ効率的に送達する水溶性プロドラッグである。本研究ではγ-T3DMGの脂肪肝抑制効果を評価した。γ-T3DMGは、HepG2細胞を用いたin vitro脂肪肝モデルでトリグリセリド(TG)量及び総コレステロール量を有意に抑制し、in vivo脂肪肝モデルのTSODマウスで血漿中TG濃度およびALT活性を有意に抑制した。γ-T3DMGの優れた脂肪肝抑制効果が明らかとなり、NAFLD治療薬として応用できる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究室で開発した2R-γ-Tocotrienyl N,N-dimethylglycinate hydrochloride (γ-T3DMG) はγ-トコトリエノールを肝臓へ効率的に送達する水溶性プロドラッグである。本研究ではin vitro及びin vivo脂肪肝モデルを用いてγ-T3DMGが優れた脂肪肝抑制効果を有することを明らかにした。よって本研究によりγ-T3DMGを新規のNAFLD治療薬として臨床応用するための基盤を確立した。
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