研究課題/領域番号 |
16K19079
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
人体病理学
|
研究機関 | 公益財団法人がん研究会 (2018) 名古屋大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
山下 享子 公益財団法人がん研究会, がん研究所 病理部, 研究員 (50754975)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
|
キーワード | 脱分化型脂肪肉腫 / カスタムCGHアレイ / 予後因子 / カスタムアレイ / 病理学 / マイクロアレイ |
研究成果の概要 |
脱分化型脂肪肉腫において、遠隔転移・予後不良と関連する因子の解明を目的として、アレイ解析および臨床病理学的検討を行った。アレイCGHは、脱分化型脂肪肉腫で高頻度に増幅が起きることの知られている領域に高密度でプローブを配置して作成したカスタムアレイを用いた。アレイ解析からは、MDM2/HMGA2比が、病理学的検討からは、組織学的悪性度と細胞異型、MDM2の免疫染色態度が重要な予後因子であることが判明した。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって明らかになった予後予測因子は、個々の患者の予後予測に有用であるばかりでなく、MDM2/HMGA2比が予後と関連するという結果は、脱分化型脂肪肉腫の病態解明の一助となり、また免疫染色上MDM2の発現が高いほど予後不良であるという結果は、治療薬の開発にも糸口を提供するものである。
|