研究課題/領域番号 |
16K19201
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
病態検査学
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研究機関 | 医療創生大学 |
研究代表者 |
佐藤 陽 医療創生大学, 薬学部, 准教授 (20458235)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 動脈硬化 / 診断 / 酸化LDL / ペプチド / 定量 / 蛍光標識ペプチド / 体外診断 / 蛍光標識 / リン脂質 / 免疫複合体 / PEG / 医療・福祉 / ペプチド/蛋白質 / 脂質 |
研究成果の概要 |
酸化LDLは動脈硬化の主な原因物質として知られている。本研究では、最近私達が見出した酸化LDL特異結合性蛍光標識ペプチド、酸化LDL抗体ならびにポリエチレングリコール(PEG)-6000を用いた新たな血中酸化LDL濃度定量法を開発した(本手法は酸化LDLをナノグラムレベルまで検出可能である)。この定量法の有用性を実際に動脈硬化性疾患患者の血液を用いて調べた結果、患者の血中酸化LDL濃度は健常者に比べて高い傾向にあったが、患者の特性や症状、血液の状態によって結果にばらつきが出ることがわかった。以上より、本定量法にさらなる工夫を行うことにより、その体外診断としての早急な実用化を目指していきたい。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今回私達は、酸化LDL特異結合性蛍光標識ペプチド、抗ヒト酸化LDL抗体ならびにポリエチレングリコール(PEG)を用いた血中酸化LDL濃度定量法を開発した。この手法は、非抗体のペプチドを用いた技術であり、従来のELISA技術に比べて少ない抗体数で、より低コストかつ短時間な血中酸化LDL濃度測定が可能となる。本技術の動脈硬化体外診断における有用性が確立されれば、その早期診断・発見、予防などにつながり、患者の死亡率の減少や医療費の削減につながることが期待できる。
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