研究課題/領域番号 |
16K19231
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
医学物理学・放射線技術学
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研究機関 | 広島大学 |
研究代表者 |
河原 大輔 広島大学, 病院(医), 診療放射線技師 (20630461)
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研究協力者 |
田中 創大
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 放射線治療 / 治療計画 / 造影剤 / 線量計算 / Dual energy CT / 電子密度 / 単色X線CT値 / モンテカルロ計算 / 実効原子番号 / 医療・福祉 / 放射線 / X線 |
研究成果の概要 |
Dual Energy CTを使用することで得られる電子密度、実効原子番号、単色X線CT値など様々な情報を使用し、造影剤中の密度、組成について解析し、造影剤濃度と各値の関係より造影剤マップを作成することで画像より造影剤が存在する領域を同定、及び濃度についても正確に割り当てることが可能なシステムを構築した。造影剤特定法の3%以上である2mg/mlにおける線量差は2%以内であり有意な差ではなかった。また高濃度に造影剤を含む場合は本システムを使用すべきことが示唆された。本研究成果を汎用化できるように検討を進め、高精度放射線治療における治療計画システムの一部として普及を推進していく。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では、造影剤を使用して検査(CT)を行った場合に画像上における造影剤で病変が白く染まった領域を抽出可能になります。これによって腫瘍のみをしっかりと把握できます。放射線治療においては病変領域に対して放射線を照射する領域を設定しますが、本造影剤特定システムを使用することで半自動的に腫瘍のみを設定でき、さらに造影剤が含まれる領域は人体に存在する物質とは異なるため造影剤として割り当てて計算を行わなければ線量差が生じてしまいます。本システムを使用し造影剤領域をしっかりと判定できれば正確に物質を割り当てて計算が可能となり、より正確かつ適切な線量投与が可能となります。
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