研究課題/領域番号 |
16K19266
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
疫学・予防医学
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研究機関 | 公益財団法人大阪府保健医療財団大阪がん循環器病予防センター(予防推進部・循環器病予防健診部・健康開発 |
研究代表者 |
羽山 実奈 公益財団法人大阪府保健医療財団大阪がん循環器病予防センター(予防推進部・循環器病予防健診部・健康開発, 循環器病予防部門, 特別研究員 (10731549)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | 2型糖尿病 / 血糖変動 / 遺伝要因 / 生活習慣 / 地域住民 / 非肥満 / 2型糖尿病 / ライフスタイル / 疫学研究 |
研究成果の概要 |
40-60歳の大阪地域住民400人における糖尿病関連SNP解析の結果、危険対立遺伝子の頻度に対するHbA1cの経年的な上昇の多変量調整オッズ比は、KCNQ1遺伝子1.13 (0.56-2.26)、CDKAL1遺伝子2.14 (1.09-4.18)、CDN2A/B遺伝子1.09 (0.57-2.09)であった。24人の持続血糖測定(CGM)の結果、血糖値の変動(平均血糖値の標準偏差)はCDKAL1遺伝子と有意な関連を認めた。ライフスタイルに関しては、HbA1cの上昇は、運動習慣や喫煙習慣とは関連を認めなかったが、血糖値の変動は、夕食後の身体活動量の少ないことや体格指標の増加と有意な関連を認めた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肥満のない一般住民において、HbA1cの経年的な上昇にCDKAL1遺伝子の関連がみられた。さらに、CDKAL1遺伝子はCGMで測定した24時間の血糖変動と有意な関連を認めた。CDKAL1遺伝子は、国内外で報告された日本人集団を含む東アジア人における糖尿病感受性候補領域のうち、危険対立遺伝子の頻度が40%以上で、膵β細胞機能との関連が示唆されている。本研究結果により、非肥満者の多い日本人の糖尿病の発症リスクに遺伝要因の関与が示された。
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