研究課題/領域番号 |
16K19286
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
病院・医療管理学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
清水 さやか 京都大学, 医学研究科, 特定助教 (70761576)
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研究協力者 |
福間 真悟
池之上 辰義
大西 良浩
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 血液透析 / 行動変容 / データベース / セルフケア / 医療・福祉 / 社会医学 |
研究成果の概要 |
慢性腎臓病の患者における患者のセルフケアが必要な治療目標について、医療情報の電子データを活用して半自動的に達成・非達成を判定するシステムを開発した。施設間の医療データのばらつきを精査し、より多様な環境に対応できるシステムとなるよう改善した。当該システムを透析施設13施設に導入し、治療目標達成の実態の把握を行った。 また、これらの施設で同意が得られた患者において、健康問題に関する捉え方についてアンケートや重要な予後(例:入院・死亡)についての調査を実施して、電子データ由来のデータと統合したデータベースを作成した。これにより、セルフケア指導向上に資する情報を分析できるデータベースが構築された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
慢性疾患の治療においてはセルフケアが重要であり、また、療養期間は長期に渡ることから、セルフケアが関連した治療目標について簡便かつ反復した評価を実現することは、患者の予後のさらなる改善に資すると考える。また、治療目標の評価に費やされる医療者の労力の軽減にもつながる。本研究では、慢性腎臓病の中でも血液透析を要する末期腎不全患者を対象としてシステム実装を行ったが、同様の手法を用いることで他の慢性疾患においても同様の効果をもたらすことが期待される。
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