研究課題/領域番号 |
16K19332
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 新潟大学 |
研究代表者 |
佐藤 裕樹 新潟大学, 医歯学総合病院, 特任助教 (50644556)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 2,600千円 (直接経費: 2,000千円、間接経費: 600千円)
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キーワード | 好酸球性食道筋炎 / Jackhammer esophagus / Achalasia / 内視鏡的筋層切開術 / 内視鏡的食道筋層生検 / EoEM / POEM / POEM-b / 好酸球性食道炎 / Eosinophilic esophagitis / アカラシア |
研究成果の概要 |
内視鏡的食道筋層生検法(POEM-b)を開発し食道運動異常症の患者の食道筋層組織を採取し解析することで食道アカラシアにおいてはType I~Type IIIで病態の違いを認め、Jackhammer esophagusの中に食道筋層に好酸球浸潤を認める好酸球性食道筋炎(EoEM)があった。EoEMは好酸球浸潤を食道上皮よりも食道筋層に多く認める食道運動異常症である。局所の免疫組織学的・遺伝子発現解析では、食道粘膜に好酸球浸潤を認める好酸球性食道炎(EoE)とは病態が異なると考えられた。また、EoEM症例の経過観察中にEoEを発症した症例は認めなかったことから病態の移行もないと考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで食道運動異常症は、高解像度内圧検査(high-resolution manometry:HRM)にて機能診断が行われてきたが、我々は内視鏡的食道筋層生検法(POEM-b)の技術開発によって、機能異常に対応する病態診断を可能とし、より包括的な研究が展開できるようになった。今後、病態に対応した最適な治療法の選択・新規治療法の開発が期待される。
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