研究課題
若手研究(B)
我々は以前、NASH患者の腸内細菌叢解析を施行したところ高度線維化進展例において、糞便中のFaecalibacterium prausnitzii(F.B)が有意に低下していることを発見した。本検討では、NASHマウスモデルにおけるF.Bの効果を検討したところF.BのNASH病態への改善、特に肝脂肪化と線維化への効果が示された。その機序としては腸管内の炎症性サイトカインやタイトジャンクション遺伝子を改善することで腸管透過性を制御している可能性が示された。したがって、腸内細菌に注目した新たなNASH治療の候補として、F.Bが重要な役割を担う可能性が考えられた。
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すべて 雑誌論文 (6件) (うち国際共著 6件、 査読あり 6件、 オープンアクセス 6件、 謝辞記載あり 3件) 学会発表 (4件) (うち国際学会 1件)
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