研究課題/領域番号 |
16K19374
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
消化器内科学
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研究機関 | 川崎医科大学 |
研究代表者 |
仁科 惣治 川崎医科大学, 医学部, 講師 (70550961)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 肝細胞癌 / DPP4阻害剤 / CXCL10 / NK細胞 / 走化性 / DPP4 |
研究成果の概要 |
ヌードマウス肝癌細胞皮下移植腫瘍に対し、DPP4阻害剤は腫瘍内NK細胞浸潤を亢進させ有意に腫瘍増大を抑制したが、CXCR3中和抗体や抗アシアロGM1の併用によりその効果はキャンセルされた。また、DPP4阻害剤はCXCL10刺激によるNK細胞の腫瘍細胞への走化性を亢進させた。一方、Huh7細胞の培養上清にCXCL10を添加するとHuh7由来のDPP4活性によりCXCL10のジペプチド分解を認めたが、DPP4阻害剤はこれを抑制した。したがって、肝癌由来のDPP4活性はCXCL10-CXCR3 axisを介したNK細胞走化性を阻害するが、DPP4阻害剤はこれを抑制し抗腫瘍効果を発揮すると考えられた。
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