研究課題
若手研究(B)
ALKチロシンキナーゼ阻害薬(ALK-TKI)はALK肺癌に著効を示す分子標的薬であり、臨床で使用されている。しかし、1~2年程度で耐性を獲得することが問題となっている。近年、その獲得耐性機構として上皮間葉転換(EMT)が注目されているが、克服治療は確立されていない。本研究により、マウスの耐性腫瘍モデルにおいて薬剤Aは上皮系を誘導することで耐性克服できることが示唆された。また、大規模スクリーニングにより5種類の阻害薬で耐性株のE-カドヘリン発現誘導能を確認した。これらの結果から、miR-200cの発現誘導がALK肺癌のEMTによる耐性克服の戦略として有望であることが強く示唆された。
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