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肺線維症に対する間葉系幹細胞療法の試み-新規マウスモデルによる検討

研究課題

研究課題/領域番号 16K19463
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 呼吸器内科学
研究機関奈良県立医科大学

研究代表者

熊本 牧子  奈良県立医科大学, 医学部, 助教 (10623522)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2017年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
キーワード肺線維症 / 脂肪由来間葉系幹細胞 / 新規肺線維症マウスモデル / 特発性肺線維症 / 線維芽細胞 / 細胞治療
研究成果の概要

ブレオマイシン肺線維症モデルにおいて、脂肪由来間葉系幹細胞(ASC)を投与することで線維化の軽減が認められた。また、IPF患者の肺線維芽細胞を移入した新規肺線維症マウスモデルにおいても、同様の効果を得ることができた。
ASCとIPF患者由来の肺線維芽細胞を共培養することで、肺線維芽細胞における線維化マーカーの遺伝子発現が低下することが確認できた。そのメカニズムとして、ASCから放出されるHGFが関与していることを確認することができた。

研究成果の学術的意義や社会的意義

特発性肺線維症(IPF)には未だ有効な治療手段がなく、新規治療法の開発は急務である。筆者らはブレオマイシン(BLM)肺線維症モデルにおいて骨髄由来間葉系幹細胞の有効性はすでに報告しているが、今回、骨髄由来に比べて低侵襲で確保が容易な脂肪由来間葉系幹細胞(ASC)の線維化抑制効果について証明した。また、IPF患者由来の線維芽細胞を移入することで作成される、よりIPFの病態に近い新規肺線維症マウスモデルにおいても、ASCの効果を証明した。これらの結果は、IPFに対する間葉系幹細胞の臨床応用に向けて、さらに前進させたと考える。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (1件)

すべて 2017

すべて 学会発表 (1件)

  • [学会発表] 肺線維症に対する脂肪由来間葉系幹細胞治療の試み ー新規マウスモデルによる検討ー2017

    • 著者名/発表者名
      熊本牧子
    • 学会等名
      第16回日本再生医療学会総会
    • 発表場所
      仙台国際センター
    • 関連する報告書
      2016 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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