研究課題/領域番号 |
16K19491
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
腎臓内科学
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
島村 芳子 高知大学, 教育研究部医療学系臨床医学部門, 助教 (20554679)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 慢性腎臓病 / 急性腎障害 / Klotho / IL-36 / AKI / CKD / αKlotho / 加齢 / オートファジー |
研究成果の概要 |
高齢による腎機能低下のメカニズムとして、klothoの発現低下、オートファジーの低下、ミトコンドリア機能低下、繊維化などがいわれているが、それらの機序を解明するために関与する因子を検討。IL-1ファミリーに属するIL-36がAKIにおいて新規バイオマーカーになる可能性、IL-36が腎線維化に関与していることを示唆。また酸化ストレスを調節するTXNIPがAKIにおいて尿細管細胞において発現誘導され、ミトコンドリア機能を調整していることを報告した。CKD患者の臨床データの検討では、CKD患者において血清遊離型αKlothoが腎機能の予後予測因子・心機能障害の予測マーカーとなる可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、「加齢に伴う腎機能低下、慢性腎臓病CKD/急性腎不全AKIの予後の悪化の機序解明」を研究目的し、透析療法の回避・腎/生命予後の改善を最終的な目的としている。本研究ではIL-36が腎線維化に関与していること、またAKIにおいて新規バイオマーカーになる可能性を示唆。また酸化ストレスを調節するTXNIPがAKIにおいて尿細管細胞において発現誘導され、ミトコンドリア機能を調整していることを報告し、AKIの予後に関与する可能性が示唆された。CKD患者の臨床データの検討では、血清遊離型αKlothoが腎機能の予後予測因子、生命予後に関与する心機能障害の予測マーカーとなる可能性が示唆されている。
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