研究課題/領域番号 |
16K19537
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
代謝学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
菅原 健二 神戸大学, 医学部附属病院, 医員 (70645217)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | インスリン分泌 / ケミカルプロテオミクス / 糖尿病 |
研究成果の概要 |
in silico化合物探索および表現型スクリーニングにおいて見出された化合物Xは、膵β細胞に対し、新規メカニズムを介してグルコース濃度依存的にインスリン分泌を増強する。本研究では、化合物Xを用いたケミカルプロテオミクスの手法を用い、新規インスリン分泌増強メカニズムの解明を目的とした。 はじめに化合物Xに関するSAR情報を取得し、高活性誘導体のデザイン、合成に成功した。この化合物が含むエステル基は有機化学的な活性基であり、今後の化学プローブ合成に有用である。最終的に、インスリン分泌に影響を与えないリンカーを選択し、タグ、リンカーおよび化合物を結合することで化学プローブの合成に成功した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究において、化合物XのSAR情報からデザイン・合成に成功したインスリン分泌増強作用を有する新規化合物は、グルコース濃度依存的かつ直接的に膵β細胞を刺激することから、2型糖尿病患者に対するより高い有効性を備える薬剤開発への展開を可能とする。さらに本研究で合成した化学プローブを用いたケミカルプロテオミクス解析により化合物Xの標的分子が同定可能となり、β細胞における新規インスリン分泌増強経路の解明に向けた応用研究の基盤となる。
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