研究課題/領域番号 |
16K19660
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
篠原 務 名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 研究員 (50745932)
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研究協力者 |
齋藤 伸治
三谷 義英
澤田 博文
加藤 太一
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 肺血管 / 線維化 / 肺動脈性肺高血圧症 / 新生内膜線維性閉塞病変 / 肺動脈性肺高血圧 / Sugen/Hypoxia ラットモデル / 繊維性内膜肥厚 / 肺高血圧 / 血管線維化 / 治療抵抗性 / 小児循環器学 |
研究成果の概要 |
肺高血圧は、肺の血管の内腔が狭くなり血液が流れにくくなるために心臓に負担がかかり、最終的に心不全をきたす疾患である。具体的には生まれつきの心臓病がその原因の一つに挙げられる。病状が進行すると、肺の血管は細胞が線維に置き換わり不可逆的、つまり不治の病になる。そのメカニズムは不明であり、その機序を解明できれば新たな治療薬の開発が期待できる。我々はラットにこの肺高血圧を発症させ、その機序を調べたところ、ファイブロネクチンやコラーゲン1というタンパクの増加が線維化と関わっていることが分った。今後さらにその詳細について調べていきたい。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
肺動脈性肺高血圧症は、病気の進行とともに肺の血管が線維化をきたす。一方で、現在の治療薬は病気がすでに進行している場合、その効果が低下するという限界がある。そこで、我々は肺血管を線維化させない、または線維化した肺血管を元に戻すような新たな治療薬を探索している。今回の研究結果により肺血管の線維化の原因の一つが示され、今後の治療薬の開発のヒントの一つとして提示できた。
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