研究課題/領域番号 |
16K19670
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
小児科学
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研究機関 | 東京慈恵会医科大学 |
研究代表者 |
平野 大志 東京慈恵会医科大学, 医学部, 講師 (90424663)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
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キーワード | イヌリンクリアランス / 重症心身障害児 / 腎糸球体濾過量 / 腎機能 / 腎臓 |
研究成果の概要 |
本研究は,長期臥床による筋肉量の低下により,従来の方法では腎機能を推定しがたい重症心身障害児 (者) における腎機能の評価に,「採尿を必要としない血漿イヌリンクリアランス法 (p-Cin)」を用いて正確な腎機能を把握することを目標とした.症例数は目標には届かなかったが,本研究により,既存の血清クレアチニンによる推算式は,筋肉量が極端に少ない重症心身障害児(者)に適しておらず,軽度の腎機能障害を見逃す可能性が明らかとなった.また、既存の採尿を必要とするイヌリンクリアランス法は施行自体が困難であり,今回我々が試みた採尿をp-Cinがそれらの欠点を打開できる可能性が示唆された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
今後さらなる増加が予想される重症児 (者) に対し,「簡便で侵襲の少なく,かつ正確な腎機能評価方法」であるp-Cinを用いた腎機能の正確な把握が可能となれば,適切な薬物療法を行う事が可能となり,重症児 (者) のQuality of lifeの向上が見込めると考えられた.
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