研究課題/領域番号 |
16K19686
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
胎児・新生児医学
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研究機関 | 高知大学 |
研究代表者 |
王 飛霏 高知大学, 教育研究部医療学系基礎医学部門, 助教 (10629033)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2023-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2022年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 臍帯血 / 神経幹細胞 / 脳性麻痺 / リハビリテーション / サイトカイン / ケモカイン / 臍帯血細胞 / 臍帯血幹細胞 / 移植・再生医療 / 脳・神経 |
研究成果の概要 |
脳性麻痺は、受精から生後4週までの間に何らかの原因で受けた脳損傷によって引き起こされる難治性疾患である。本研究は、新生仔脳虚血再灌流障害モデルマウスを用いて臍帯血投与とリハビリテーションの併用療法による損傷脳修復機構の解明を目的として行った。モデルマウスに対してリハビリテーション及び臍帯血投与による併用療法を実施した。併用療法群はコントロール群に比べて運動機能の改善傾向を示し、脳室下帯及び海馬での神経新生も活性化されていた。また、モデルマウスの脳傷害側で高発現しているサイトカイン・ケモカインの中でCCL11が神経前駆細胞の増殖と遊走を活性化することを明らかにした。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
臍帯血投与と運動刺激の併用療法により神経新生の活性化が促進され、運動機能の改善に関わるとすれば、その時期と因子を明らかにすることにより、臨床で臍帯血を投与するタイミングやリハビリテーションの開始時期を見極めることができ、より具体的な治療方法を模索できると予想される。 世界で行われている臨床研究に貴重な基礎的データを提供し、臍帯血を用いた再生医療の改良に寄与することが可能となり、大きな意義をもたらす。
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