研究課題/領域番号 |
16K19833
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
放射線科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
白坂 崇 九州大学, 大学病院, 診療放射線技師 (00380486)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,380千円 (直接経費: 2,600千円、間接経費: 780千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 至適撮影タイミング予測法 / 造影剤量低減 / 冠動脈CT / 冠動脈CT angiography / 至適スキャンタイミング / 至適撮影タイミング予測 / 心拍出量 / 時間濃度曲線 / X線 / 放射線 / 画像診断 / 造影剤 / CT |
研究成果の概要 |
本研究では、患者ごとに最適な撮影タイミングを予測し、必要最小限の造影剤で検査を行うことを目的とした。まず、過去の冠動脈CT検査を見直し、患者の心臓機能によって至適撮影タイミングが異なることを確認した。次に、我々が開発した撮影タイミング予測法を臨床検査に適用した。至適撮影タイミングの達成率向上と造影効果の不均一性の改善を確認した。 さらに、他の造影剤低減技術である低管電圧スキャンを、我々が提案したタイミング予測法と組み合わせることによって、さらなる造影剤投与量低減を達成することができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
CT検査において、腎機能低下患者への造影剤投与による造影剤腎症が問題となっており、使用造影剤量の低減は、腎負荷を軽減することから重要な課題である。 我々が開発した撮影タイミングを予測法は、造影効果が最大となるタイミングを予測でき、余剰に投与される分の造影剤量を低限することが可能である。また、至適撮影タイミング達成率の向上だけでなく冠動脈の造影効果も不均一性が改善されたことから、冠動脈疾患の診断能向上につながる。
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