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ホウ素中性子捕捉療法を可能とする新規ホウ素含有シアニン系色素の開発

研究課題

研究課題/領域番号 16K19858
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 放射線科学
研究機関昭和薬科大学

研究代表者

尾江 悟  昭和薬科大学, 薬学部, 助教 (90756107)

研究協力者 秋澤 宏行  昭和薬科大学, 薬学部, 教授 (90311795)
研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
キーワードホウ素中性子捕捉療法 / インビボ蛍光イメージング / EPR効果 / 放射性医薬品 / シアニン系色素 / アルブミン / EPR effect / 放射性医薬品・造影剤 / 蛍光イメージング
研究成果の概要

ホウ素中性子捕捉療法(BNCT)は、がんに集まる性質をもつホウ素含有薬剤を投与した後、熱中性子線をがんに照射することによって発生するα線を利用してがん細胞を破壊する新しいがん治療法である。この研究では、がんに集積する性質を持つシアニン系の蛍光色素にホウ素含有構造を導入することによって、BNCT適用可否の診断とBNCTによる治療の両方が可能なホウ素含有薬剤の開発を目指した。その結果、合成した化合物が、近赤外領域の光を吸収し、同領域の蛍光を発すること、アルブミンに対して結合親和性を持つこと、また、がん組織に集積することを見出し、ホウ素含有薬剤として有用である可能性が示された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

BNCTでは、その治療を開始する前に適用の可否の診断をすることが有用であると知られている。しかし、現在臨床試験で使用されている診断薬は、治療に使われているホウ素含有化合物に放射性同位元素を導入した化合物であるため、診断に専用の施設を必要とする。この研究で新たに開発したホウ素含有化合物は、放射性同位元素を含んでいないことから、診断から治療に至るまで、専用の施設を必要としないBNCT用薬剤となり得る。
本研究成果はより多くの施設でBNCTを実施できる可能性を示すものであり、引き続き臨床利用に向けて研究を進めていく予定である。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (2件)

すべて 2019 2017

すべて 学会発表 (2件)

  • [学会発表] 腫瘍のSPECT/OI蛍光デュアルイメージングを目的とした放射性ヨウ素結合シアニン系色素の合成と基礎的評価2019

    • 著者名/発表者名
      菊地正悟、尾江悟、西紗里奈、水野雄貴、宿里充穗、佐治英郎、秋澤宏行
    • 学会等名
      日本薬学会 第139年会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] がん集積性シアニン系色素の放射性標識誘導体化に関する基礎的検討2017

    • 著者名/発表者名
      紺野龍平、尾江悟、菊地正悟、布施有理、窪田奈々、秋澤宏行
    • 学会等名
      第61回 日本薬学会 関東支部大会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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