研究課題/領域番号 |
16K19934
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
消化器外科学
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研究機関 | 九州大学 |
研究代表者 |
中西 良太 九州大学, 大学病院, 助教 (90771254)
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研究協力者 |
是久 翔太郎 九州大学, 医学研究院, 大学院生
堤 智崇 九州大学, 医学研究院, 大学院生
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | 大腸癌 / 免疫寛容 / PD-L1 / マクロファージ / マイクロサテライト不安定性 / 化学療法 / CD-8 / 免疫チェックポイント |
研究成果の概要 |
免疫療法のターゲット因子であるPD-L1、細胞障害性T細胞のマーカーであるCD8、マクロファージマーカーであるCD68のそれぞれの発現と局在を、大腸癌499例について検討した。高度のマイクロサテライト不安定性を示す症例(MSI-H)では、腫瘍細胞と腫瘍の間質においてPD-L1が高発現していた。MSI-H症例では、腫瘍より腫瘍先進部の正常組織の間質にそれぞれの因子が高発現していた。蛍光免疫染色にて、MSI-H大腸癌で腫瘍先進部の正常組織の間質のマクロファージが免疫寛容に関わっていることが示唆された。腫瘍内部の免疫チェックポイント分子の発現も免疫寛容や腫瘍の進展に関わっている可能性が示唆された。
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