研究課題/領域番号 |
16K19971
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
心臓血管外科学
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研究機関 | 慶應義塾大学 |
研究代表者 |
林 啓太 慶應義塾大学, 医学部(信濃町), 助教 (80770859)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 血管内治療 / 末梢動脈疾患 / ステント内再狭窄 / フリーラジカル / 超音波 / 金属ステント / 生体吸収性ステント / 末梢血管疾患 |
研究成果の概要 |
本研究では、既存の金属ステントに超音波照射を行うことでフリーラジカルを発生させ、ステント内再狭窄を予防する治療法の開発を目指した。In vitroでは、超音波照射によるナイチノールの励起と、血管平滑筋細胞の増殖抑制効果を確認した。また、先行研究として、ミニブタ正常血管における金属ステントと生体吸収性ステントの長期的な開存性、血管壁反応、至適観察期間を検討した。結果、金属ステントでは経時的に狭窄率が増悪するのに対して、生体吸収性ステントでは留置後6週時点で最大狭窄となり、その後は徐々に狭窄が改善されることが確認された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究で得た、ミニブタ正常血管に金属ステントと生体吸収性ステントを長期留置した際の研究データは、後に予定しているミニブタ頸動脈へのステント留置や超音波照射によるステント狭窄予防の研究、また金属ステントや生体吸収性ステントを基盤とした新たな医療機器開発の研究におけるコントロールデータとして広く有用が可能だと考える。
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