研究課題
若手研究(B)
脳深部刺激療法(DBS)は進行期パーキンソン病患者に対する確立した治療法である.淡蒼球内節は治療対象として選択される.淡蒼球内節を標的としたDBSを行う場合,電極を留置する際の軌道上に淡蒼球内節と外節の境界部分を通過することが多い.この部位にはマイネルトの基底核へ投射するコリン作動性神経が含まれ,認知機能に関与するとされる.今回,我々はこれらの細胞群の特徴の解析と,同細胞群への刺激で認知機能が改善するかを検討した.同部位で採取された細胞の平均発火頻度は1.2Hzで,通常の淡蒼球細胞の発火頻度より低かった.長期刺激効果は本検討では差がみられなかったが,より長期間の検討が必要である.
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すべて 雑誌論文 (2件) (うち査読あり 2件、 オープンアクセス 2件) 学会発表 (9件) (うち国際学会 3件、 招待講演 2件)
PLoS ONE
巻: 11 号: 11 ページ: e0166861-e0166861
10.1371/journal.pone.0166861
120005954462
Frontiers in Human Neuroscience
巻: 10 ページ: 131-131
10.3389/fnhum.2016.00131