研究課題/領域番号 |
16K20039
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 東京医科歯科大学 |
研究代表者 |
小森 啓一郎 東京医科歯科大学, 統合研究機構, プロジェクト研究員 (20622624)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,510千円 (直接経費: 2,700千円、間接経費: 810千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | 滑膜幹細胞 / 関節炎 / 変形性膝関節症 / 炎症性サイトカイン / 再生医療 |
研究成果の概要 |
滑膜由来間葉系幹細胞の軟骨再生における作用機序の解明は、滑膜由来間葉系幹細胞を用いた再生医療の発展・実用化に必須である。本研究では滑膜由来間葉系幹細胞の軟骨再生の作用機序の一端と考えられる炎症性サイトカインに対する応答について調べた。滑膜由来間葉系幹細胞において、TNFαは、細胞数を増加させるが、分化能に影響はなかった。由来組織によりサイトカインに対する応答が異なることが示唆された。IL-1刺激による増殖促進は、IRAK-1,-4阻害剤で抑制されなかった。IL-1の影響は添加期間に比例し、さらに、除去後一定期間、効果が持続した。本研究の知見は再生医療の発展・実用化に寄与するものと期待される。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
炎症性サイトカインに間葉系幹細胞が応答し、細胞増殖や細胞形態が変化する事を明らかにしたこと、また、効果が表れる添加期間を示唆したしたことは、より効果的な細胞投与タイミングや、より治療効果が高い状態での細胞投与を行うための知見が得られた。さらに、これらの結果を入り口としてより詳細に探求する事で、滑膜由来間葉系幹細胞の新たな可能性の探索につながることから、これらを明らかとすることは、より効果的な細胞投与タイミングや、より治療効果が高い状態での細胞投与を行うための知見が得られると考えられる。 このことから、本研究は間葉系幹細胞を用いた再生医療の発展に寄与するものと期待される
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