研究課題/領域番号 |
16K20071
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
整形外科学
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研究機関 | 国際医療福祉大学 (2018-2019) 東京女子医科大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
中山 政憲 国際医療福祉大学, 医学部, 講師 (70528249)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 関節リウマチ / 1型インターフェロン / インターロイキン6 / IRF-3 / TNF-alpha / Interleukin-6 / TNFalpha / interleukin-6 / 整形外科学 / リウマチ病学 / サイトカイン |
研究成果の概要 |
1型インターフェロン(IFN)は関節リウマチ(RA)患者由来の滑膜、関節軟骨、血液で高発現していた。またRA患者から採取した軟骨及び滑膜細胞にIFNαまたはβを投与したところIL-6発現の増加が見られた。さらに同じ細胞を用いてToll like receptor (TLR)の下流分子で、IFNの上流にあたるIRF-3をSiRNAの手法を用いてノックダウンしたところ、IL-6の発現が増加した。一方同じくTLRの下流でIFNの上流にあたるIRF-7のノックダウンでは変化はなかった。以上から、IFNはIL-6を介して介してRAの病態を悪化させ、かつそれはIRF-3を介して調節されていると考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
これまで諸家により1型IFNとRAの関係について示唆する報告が散見されていたが、今後の新しい治療法に寄与する具体的な報告はなかった。本研究において1型IFNとIL-6の関連性が明らかとなり、IFNがIL-6の上流で影響を与えていると考えられた。すでにRAに対する治療薬としてIL-6の抗体製剤が市販されて久しいが、その上流にあたる1型IFNはIL-6を介して病態に影響を与えている可能性があり、これをさらに解明することにより新しい治療標的となる可能性が示唆された。
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