研究課題/領域番号 |
16K20119
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
麻酔科学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
甲斐 慎一 京都大学, 医学研究科, 特定病院助教 (30770177)
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研究協力者 |
広田 喜一 関西医科大学, 医学部生命科学, 教授 (00283606)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2018-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2017年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 代謝 / 硫化水素 / 低酸素 / 周術期医学 / ミトコンドリア |
研究成果の概要 |
本研究は、硫化水素代謝が低酸素下におけるエネルギー産生に与える影響について検討した。まず、硫化水素代謝に関わる酵素であるSulfide quinone reductase(SQR)を過剰発現させ硫化水素代謝の亢進した細胞を作成した。この細胞を用いた実験によりSQR発現量増加が低酸素下でのエネルギー産生維持に関わることを示した。 次に、マウスに硫化水素を5日間断続的に吸入させ、脳におけるSQR発現量を増加させた。通常マウスは5%酸素下では短時間で瀕死となるが、この硫化水素を吸入させたマウスは5%酸素下でも長時間生存した。硫化水素代謝亢進が低酸素に対する抵抗性獲得に関与した可能性がある。
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