研究課題/領域番号 |
16K20225
|
研究種目 |
若手研究(B)
|
配分区分 | 基金 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
|
研究機関 | 山形大学 |
研究代表者 |
鈴木 祐輔 山形大学, 医学部, 助教 (50466629)
|
研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
|
研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
|
配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
|
キーワード | D-アミノ酸 / D-アスパラギン酸 / 慢性炎症 / 好酸球性炎症 / 鼻ポリープ / 声帯ポリープ / 喉頭癌 / 乳頭腫 / Dアミノ酸 / 癌腫 / アレルギー性炎症 / 好酸球浸潤 / 老化 / ストレス / タンパク質 |
研究成果の概要 |
生体内に存在しないと考えられてきたD-アミノ酸、特にD-アスパラギン酸が耳鼻咽喉科領域の様々な疾患組織に発現していることが明らかとなった。難治性疾患である好酸球性副鼻腔炎の鼻ポリープでは、特に再発症例においてポリープ中のD-アミノ酸発現が増強する傾向が認められた。また喉頭疾患においては、慢性炎症が発生母地となる声帯結節の肥厚した上皮内や、分化増殖能異常をきたしている癌腫などの腫瘍性病変にD-アミノ酸発現が増強する傾向が認められた。D-Aspがこれらの疾患の成因のメカニズムに何らかの関連がある可能性が考えられた。
|
研究成果の学術的意義や社会的意義 |
いままで生体内に存在しないと考えられ、その機能的役割も不明確であったD-アミノ酸が様々な疾患組織中に発現していることが示された。癌腫などの細胞が異常増殖している部位や、難治性炎症が起きていると考えられる鼻ポリープ組織や声帯結節に多く発現することが明らかとなった。この発現機序をさらに研究することにより、疾患の治療や予防に役立てることができる可能性がある。
|