研究課題/領域番号 |
16K20279
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
耳鼻咽喉科学
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研究機関 | 順天堂大学 |
研究代表者 |
大峡 慎一 順天堂大学, 医学部, 准教授 (20549274)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 頭頚部癌 / 経口切除 / 経口的内視鏡術 / 低侵襲手術 / 経口的内視鏡手術 / 経口的切除 / インドシアニングリーン / 内視鏡下手術 / 中咽頭癌 / 下咽頭癌 / ICG蛍光法 / 内視鏡下ナビゲーションサージャリ― |
研究成果の概要 |
本研究では頭頸部癌の可視化を可能にするプローブの開発が重要であり、注目した近赤外光をラベルした2-デオキシグルコース(IRDye800CW 2-DG)でヒト扁平上皮癌株(KB-cell)をヌードマウス口腔粘膜に移植後、細胞レベルの腫瘍の浸潤範囲と蛍光像の範囲の一致性について解析したところ、蛍光像は細胞レベルの腫瘍浸潤範囲にある程度は一致するものと考えられる結果が得られた。 実臨床へ応用する場合の問題点としては、プローブの安全性だけでなく、咽喉頭の複雑な3次元構造を十分に展開できるデバイスを開発する必要があり、今後の研究課題として取り組む予定である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
頭頸部癌手術の特徴として、頸部外切開で十分な安全域の確保し切除されるが、切除範囲が大きくなり、機能および形態維持のために再建手術を追加して行わなければならないことも多い。術中イメージングにより正確な腫瘍の浸潤範囲を把握することにより腫瘍の完全摘出が必要最小限の切除により実現し侵襲の大きい再建手術も回避することができる可能性がある。本研究におけるイメージングは原発巣範囲とリンパ節転移そのものを表示しており、低侵襲かつ根治性の高い画期的な外科的治療に道を切り開く可能性がある。
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