研究課題/領域番号 |
16K20296
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 旭川医科大学 |
研究代表者 |
善岡 尊文 旭川医科大学, 医学部, 助教 (20548854)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 2,470千円 (直接経費: 1,900千円、間接経費: 570千円)
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キーワード | RBF / NTG / DOCT / hemifield damage / 緑内障 / 血流 / 正常眼圧緑内障 / 網膜血流 / 生理学 |
研究成果の概要 |
緑内障は網膜神経節細胞が喪失し視野障害が進行する視神経変性疾患である。開放隅角緑内障は眼圧上昇がもっとも重要なリスクファクターとなるが、日本人に多数 である正常眼圧緑内障(NTG)は眼圧は正常であるにもかかわらず発症する。眼圧以外の因子が関与する疾患と考えら、血流との関連が指摘されている。そこで 我々はトプコン社との共同開発による新規ドップラーOCT血流計を開発しNTG患者の網膜血流を評価した。NTGでは視野障害がなくとも網膜血流が低下していることがわかった。NTGの網膜血流を評価することが有用である可能性が示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在正常眼圧緑内障の診療において確立されている視野検査、眼底検査、OCTによる網膜の形態評価に加え、網膜血流を評価することで診断の補助や進行予測に有用となる可能性が示された。本研究は横断研究であり、視野障害の進行と血流の関連については示されてはいないが、今後継時的に視野と血流の関連についてデータを蓄積することで、血流が緑内障診療における重要な指標となる可能性がある。
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