研究課題/領域番号 |
16K20318
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
眼科学
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研究機関 | 神戸大学 |
研究代表者 |
三木 明子 神戸大学, 医学部附属病院, 助教 (10726988)
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研究協力者 |
中井 駿一朗
北村 萌
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,120千円 (直接経費: 2,400千円、間接経費: 720千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,820千円 (直接経費: 1,400千円、間接経費: 420千円)
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キーワード | 網膜色素上皮細胞 / 眼細胞生物学 / アドレノメデュリン / タイトジャンクション / 血管透過性 / 細胞、組織 |
研究成果の概要 |
中心性脈絡網膜症(CSC)は、病態として網膜色素上皮細胞のタイトジャンクションが障害されていると考えられているが、その病態は未だ不明なままである。我々はCSCの疾患感受性遺伝子としてCFH領域の遺伝子多型との関連を報告した。CFHはアドレノメデュリンと結合する蛋白であることから、我々はCSCの病態にアドレノメデュリンが関連していると考えた。本研究では、これらについてアドレノメデュリンによる網膜色素上皮細胞のタイトジャンクション機能の変化は見られなかった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
遺伝子レベルで中心性漿液性脈絡網膜症(CSC)との関連ある補体因子Hはアドレノメデュリン(AM)と結合する。CSCの病態は網膜色素上皮細胞(RPE)のタイトジャンクション(TJ)障害および脈絡膜血管拡張・透過性亢進である。本研究では前者とAMの関係について調べた。AMはRPEに発現するが、AMの発現変化がRPEのTJ機能に作用していると、当初我々は考えた。しかし、本研究では、AMの発現変化とTJ機能の関連は示されなかった。AMは血管拡張作用を有することから、CSCのもう一つの病態である、脈絡膜血管拡張・透過性亢進と関連しているのかもしれない。これについては今後さらに研究を進める予定である。
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