研究課題
若手研究(B)
閉塞性睡眠時無呼吸症(OSA)は寝ている時に無呼吸や低呼吸を生じる病気です。この病気が睡眠時の短期血圧変動に及ぼす影響および口腔内装置による影響を本研究では解明することを試みました。現在OSAの重症度はポリソムノグラフィー(PSG)で診断され、一晩に20個以上のセンサーを装着します。これらのセンサーは患者を煩わせることが多く、患者の睡眠やOSAに影響を及ぼす可能性があります。本研究の過程で、患者のいびき音を分析してOSAの重症度を検出する方法を検討しました。今回同定したいびき音の特徴は、OSAの重症度を判定する可能性を秘めていました。この結果は論文として広く公開することができました。
閉塞性睡眠時無呼吸症は心筋梗塞・脳梗塞・高血圧症など心血管系の病気をはじめ様々な病気のリスク要因です。しかし検査の費用や手間がかかることから発見が遅れたり未治療のまま過ごしてしまうことがあります。本研究の結果により多くの患者や未治療の方を発見することで、これらの病気の誘因となる睡眠時無呼吸症の治療をさらに一歩進めることができます。
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International Journal of Environmental Research and Public Health
巻: 17 号: 8 ページ: 2951-2951
10.3390/ijerph17082951