研究課題/領域番号 |
16K20515
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
補綴・理工系歯学
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研究機関 | 昭和大学 |
研究代表者 |
浦野 絵里 昭和大学, 歯学部, 助教 (20756225)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2017年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 神経堤由来幹細胞 / 硬組織再生 / 毛包 / 骨形成 / 神経堤由来細胞 / 軟骨細胞分化誘導 / GFP陽性細胞 / 培養方法 / 歯科補綴学一般 |
研究成果の概要 |
インプラント等の歯科治療時にインプラントを埋入するための骨量が不足している場合、あるいは入れ歯の製作時に入れ歯を支える歯ぐきが高度に減っている場合は、インプラントや義歯が安定するための十分な骨量を確保するために事前に骨を増やす骨造成術が必要となる。従来の人工骨や他家の骨を使用した骨造成術に変わる治療法として自家の細胞を用いる患者自身の幹細胞を利用した骨造成術の開発が期待されている。我々は、幹細胞の中でも、低侵襲に採取しやすい毛包に着目し、成人になった後も幹細胞の性質をもつと報告されている神経堤由来細胞の幹細胞を用いた骨造成術の開発を目指し、解析を行った。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
全ての解析は、神経堤由来幹細胞が緑色蛍光に標識される遺伝子改変マウスを用いて行った。我々の開発した神経堤由来幹細胞の高純度培養方法によって純化された細胞は間葉系幹細胞マーカーを発現しており、その性質を解明すべく、先行研究で行った骨芽細胞分化誘導の他に脂肪細胞、軟骨細胞への分化誘導を行った。その結果、脂肪細胞への分化は確認されたが、軟骨細胞への分化は研究期間内に解析出来なかった。今回、研究計画の途中で研究機関が終了したが、毛包内の神経堤由来細胞は、とても魅力的な細胞で、適切な培養方法を確立し、この細胞を用いた骨造成法を開発すれば、侵襲性が低く患者に受け入れやすい治療になることが期待される。
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