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新しいマクロファージ機能転換方法とインプラント周囲炎治療への応用

研究課題

研究課題/領域番号 16K20527
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 補綴・理工系歯学
研究機関広島大学 (2018)
広島国際大学 (2016-2017)

研究代表者

原田 佳奈  広島大学, 医系科学研究科(医), 助教 (90609744)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2019-03-31
研究課題ステータス 完了 (2018年度)
配分額 *注記
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
キーワードポリリン酸 / リポポリサッカライド / マクロファージ / CXCL10 / STAT1 / IFN-β / SHP2 / 破骨細胞 / JAK1 / TYK2 / 炎症 / インプラント
研究成果の概要

インプラント周囲炎治療薬の候補として着目したポリリン酸が、細菌構成成分リポポリサッカライド(LPS)により活性化された炎症性のマクロファージの性質をどのように変化させるのか検討した。ポリリン酸は、LPSによる転写因子STAT1のリン酸化を抑制する。この機序には、インターフェロンIFN-βの作用の抑制や、脱リン酸化酵素SHP2の活性化など、複数の機構が関わることが示された。ケモカインCXCL10など、STAT1により促進される遺伝子発現は、ポリリン酸処置により低下することが明らかになった。また、ポリリン酸はLPSによる破骨細胞の分化抑制を強める可能性が示された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

マクロファージにおけるポリリン酸の新たな作用として、IFN-βの作用の抑制やSHP2の活性化を介したSTAT1リン酸化抑制が明らかとなり、ポリリン酸を臨床で用いる上で重要な知見を得ることができた。また、ポリリン酸は生体内にも存在するが、その生理的役割には不明な点が多い。本研究成果は、生体におけるポリリン酸の機能を理解する上でも一助となることが期待される。

報告書

(4件)
  • 2018 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (3件)

すべて 2019 2018

すべて 学会発表 (3件)

  • [学会発表] ポリリン酸はLPSによるマクロファージ細胞内情報伝達の活性化と炎症関連分子の産生を調節する2019

    • 著者名/発表者名
      原田佳奈、安部奈央、中嶋康陽、楠本萌、中富一彰、平山実穂、岡本桃子、木村美月、秀和泉、田中茂、酒井規雄、石原熊寿
    • 学会等名
      日本薬学会第139年会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] ポリリン酸によるマクロファージSTAT1制御機構とCXCL10、iNOS産生抑制2019

    • 著者名/発表者名
      原田佳奈、安部奈央、中嶋康陽、楠本萌、中富一彰、平山実穂、岡本桃子、木村美月、秀和泉、田中茂、酒井規雄、石原熊寿
    • 学会等名
      第92回日本薬理学会年会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書
  • [学会発表] マウス腹腔マクロファージにおけるサイトカイン産生に及ぼすポリリン酸の影響2018

    • 著者名/発表者名
      原田佳奈、安部奈央、中嶋康陽、楠本萌、中富一彰、平山実穂、岡本桃子、木村美月、秀和泉、田中茂、酒井規雄、石原熊寿
    • 学会等名
      第134回日本薬理学会近畿部会
    • 関連する報告書
      2018 実績報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2020-03-30  

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