研究課題/領域番号 |
16K20598
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 鹿児島大学 |
研究代表者 |
大野 幸 鹿児島大学, 医歯学域鹿児島大学病院, 助教 (00535693)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | 三叉神経脊髄路核 / 疼痛 / 疼痛抑制 / 日内変動 / 三叉神経系 / 下降抑制系 / 三叉神経脊髄路核尾側亜核 / 時間生物学 / 痛覚神経回路 / 単一ニューロン標識法 |
研究成果の概要 |
「痛み」は生体内外からの警告のサインであり必要な感覚であると同時に、生存にとって不利にも働く諸刃の剣である。そのため、生体には痛みの伝達だけではなく、抑制する機能も備わっている。また痛みの感じ方には日内変動があるとする先行研究が発表されたことから、今回の研究で対象とする三叉神経系においても痛みの伝達と抑制に関して日内変動があるのではないかと考えた。マウスの上口唇にホルマリンを皮下注射して急性持続性疼痛モデルを作成し、疼痛の日内変動を検討した。その結果、マウスでは活動期の夜間で痛みが亢進していること、またその原因として痛みの伝達に関わるトランスデューサーの発現量に昼夜差があることが考えられた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究より、口腔・顔面領域の痛みの感じ方には日内変動があること、日内変動を生み出す原因物質の存在が解明されつつある。今回の結果は、痛みの研究全般における最もベーシックな知見の1つであるとともに、今後の痛みの基礎研究にも影響を与え得るものでもあり、その学術的意義はとても大きいと考えられる。
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