研究課題/領域番号 |
16K20600
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
外科系歯学
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研究機関 | 名古屋市立大学 |
研究代表者 |
堀井 幸一郎 名古屋市立大学, 大学院医学研究科, 助教 (70571686)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2017年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
2016年度: 1,950千円 (直接経費: 1,500千円、間接経費: 450千円)
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キーワード | 抗菌的光線力学療法 / ローズベンガル / リボフラビン / ローズベルガン / インプラント周囲炎 / a-PDT / 青色光 / 歯学 |
研究成果の概要 |
抗菌的光線力学療法(a-PDT)は、光感受性薬剤と光を併用することによって抗菌効果を期待するものであり、近年、う蝕、歯周病およびインプラント周囲炎への臨床応用について研究が進められている。そこで、a-PDTにおいて口腔細菌に対する効果的な光感受性物質の種類や至適濃度、光の照射条件を検討し、さらにその治癒メカニズムを解明することを目的とした。光感受性物質としてリボフラビンを使用したa-PDTは6種類の細菌に対し殺菌効果を示さなかったが、一方でローズベンガルを使用したa-PDTは顕著な殺菌効果を示した。従って、a-PDTにおいてローズベンガルは口腔感染症に有用であることが示唆された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
他の光感受性物質を使用したa-PDTの抗菌性を確認する研究はあるが、リボフラビンやローズベンガルを用いたa-PDTの抗菌性に関する報告は少ない。本研究により、これまでは物理的除去や抗生剤投与でしか対応できなかった口腔内バイオフィルムの殺菌効果が期待でき、さらに、より除菌効果の高いa-PDTシステムの開発や、プラークコントロールの補助などの新しい手法としての臨床応用が期待される。
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