研究課題/領域番号 |
16K20779
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
臨床看護学
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研究機関 | 三重大学 |
研究代表者 |
武田 佳子 三重大学, 医学部, 助教 (80581199)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
2,730千円 (直接経費: 2,100千円、間接経費: 630千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 乳房再建 / 術後 |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、乳房再建術を受けた乳がん患者が抱える療養上の問題の抽出、再建方法ごとの患者のサポートニーズの明確化、サポートニーズの経時的変化を明らかにすることである。研究開始の初年度に、海外の文献を中心に検討し、概要や傾向を検討した。その結果、乳房再建の術式に関わらず、殆どの対象が再建された乳房に関して、大きな不満やサポートニーズを持たずに経過していることがわかった。昨年度までの研究で、本研究計画の申請時、腹直筋皮弁法の手術を受けた患者を対象者に含めて調整した。調整中に新型コロナウィルス感染の影響のため中断した。新型コロナウィルス感染がおさまったら、対象を再検討した後、再開予定とする。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究によって、乳房再建術を受けた乳がん患者は乳房を再獲得したことで、手術による心理面へのダメージが緩和され、満足を得ていることがわかった。現在、手術前に医師から写真などを用いて具体的に説明を受け、イメージできることが、乳房再建術への不満などは生じず経過することができていた。一方で、少数ではあるが乳房再建術で再建された胸に納得が得られなかったり、トラブルを抱える患者が存在した。そのような患者は乳房形成途中で形成外科の受診に消極的になっていることがわかった。適切な結果を得るために、途中で再建を中止する方へのアプローチ方法や対象選定の方法などに関して、今後の研究につながる示唆が得られた。
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