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家族の介護を担う労働者の勤務継続の支援に関する研究

研究課題

研究課題/領域番号 16K20857
研究種目

若手研究(B)

配分区分基金
研究分野 地域看護学
研究機関宮崎大学 (2018-2019)
日本赤十字九州国際看護大学 (2016-2017)

研究代表者

田邉 綾子  宮崎大学, 医学部, 助教 (80765272)

研究期間 (年度) 2016-04-01 – 2020-03-31
研究課題ステータス 完了 (2019年度)
配分額 *注記
2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
キーワード介護離職 / 産業看護 / 介護 / 勤務継続
研究成果の概要

本研究の目的は、親の介護を担う労働者の勤務継続要因について明らかにすることである。介護離職した5名と、介護を担いながら働く労働者6名を対象にインタビュー調査を実施した。
介護離職した対象者らは、仕事と介護の両立にもどかしさを感じており、それを解消し介護に長期的に適応するために離職する決断を下していた。介護を担う労働者は、仕事と介護と生活の調和を図るためには柔軟な対応がとれる環境整備が大切だと考えていた。
産業保健専門職は、対象者の思いに寄り添い、自己決定を支える支援を行うと共に、関係部署と連携し、仕事と介護の両立が可能な職場環境の整備に取り組む必要性が示唆された。

研究成果の学術的意義や社会的意義

日本では、介護を理由に離職した人が年間約10万人存在する。高齢化率が年々上昇している現代において、家族の介護は、労働者の多くが直面するであろう社会的な課題であると言える。
本研究では、介護離職した方々が、仕事と介護の両立において、生活面と心理面の両面からもどかしさを感じていたことや、介護を担いながら働く労働者が、参考事例がないまま仕事と介護の両立をすることに苦慮していることが明らかになった。
本研究では当事者の思いを明らかにすることができた。この結果を基に、今後は当事者が期待する対策を検討することが可能になると考える。

報告書

(5件)
  • 2019 実績報告書   研究成果報告書 ( PDF )
  • 2018 実施状況報告書
  • 2017 実施状況報告書
  • 2016 実施状況報告書
  • 研究成果

    (5件)

すべて 2019 2018 2017

すべて 学会発表 (5件)

  • [学会発表] ワークライフバランス実現のための産業看護職による支援~介護離職した1事例の検討~2019

    • 著者名/発表者名
      田邉綾子、吉永砂織、鶴田来美、蒲原真澄、小林裕美
    • 学会等名
      第92回日本産業衛生学会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書 2018 実施状況報告書
  • [学会発表] 仕事と介護の両立のための産業看護職による支援~介護離職し、家業を営む実家に戻った1事例の検討~2019

    • 著者名/発表者名
      田邉綾子、蒲原真澄、吉永砂織、鶴田来美
    • 学会等名
      日本地域看護学会第22回学術集会
    • 関連する報告書
      2019 実績報告書
  • [学会発表] 介護離職を決断するまでの思い ~遠方に住む親の介護のために離職した1事例からの検討~2018

    • 著者名/発表者名
      田邉綾子、小林裕美
    • 学会等名
      第91回日本産業衛生学会
    • 関連する報告書
      2018 実施状況報告書
  • [学会発表] 介護離職を決断するまでの思い ~遠方に住む親の介護のため離職した1事例からの検討~2018

    • 著者名/発表者名
      田邉綾子、小林裕美
    • 学会等名
      第91回日本産業衛生学会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書
  • [学会発表] 介護を理由とした離職を決断するまでの思い ~両親の介護を理由に離職した1事例からの検討~2017

    • 著者名/発表者名
      田邉綾子、小林裕美
    • 学会等名
      日本地域看護学会第20回学術集会
    • 関連する報告書
      2017 実施状況報告書

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公開日: 2016-04-21   更新日: 2021-02-19  

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