研究課題/領域番号 |
16K20859
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 岐阜協立大学 (2019) 三重県立看護大学 (2016-2018) |
研究代表者 |
井倉 一政 岐阜協立大学, 看護学部, 准教授 (60733011)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,430千円 (直接経費: 1,100千円、間接経費: 330千円)
2016年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
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キーワード | メンタルヘルス / ヘルスリテラシー / 中学校 / 精神保健 / 思春期ピア / ソーシャルキャピタル |
研究成果の概要 |
本研究の目的は、思春期ピアを活用した中学生のメンタルヘルスリテラシー向上のための継続的プログラムの開発である。プログラムの開発は、精神科医療機関、教育委員会、地方自治体などの保健・医療・福祉の専門職の協力を得て行った。また精神保健プログラムの実施は、3年間継続して実施し、最後の年はモデル校以外でも実施した。事業に関わる思春期ピア学生には、相談支援スキルを獲得する研修を行った。その結果、メンタルヘルスリテラシー向上のための継続的プログラムの有用性が確認できた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果として、短時間の精神保健予防プログラムの実施介入であっても、継続的に関わり、思春期ピア学生を参画させるプログラムを実施することで、中学生のストレス対処方法の選択頻度を増やすことに寄与できる可能性があることが明らかになった。また、ストレス対処特性はソーシャルキャピタルと有意な正の相関があることが明らかになり、ソーシャルキャピタルの醸成も重要である可能性が示唆された。 健康な地域づくりの視点からメンタルヘルスに関する地域包括ケアシステムを推進していくうえで、思春期ピアを活用した中学生向けのメンタルヘルスリテラシー向上プログラムの実施は、社会的意義があると考えられる。
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