研究課題/領域番号 |
16K20867
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地域看護学
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研究機関 | 岐阜大学 (2020) 椙山女学園大学 (2016-2019) |
研究代表者 |
西田 友子 岐阜大学, 医学部, 准教授 (70621762)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2021-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2020年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
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キーワード | 女性 / やせ / やせ願望 / 精神的健康 / 食事量 / 食事調査 / メンタルヘルス / 栄養 |
研究成果の概要 |
本研究は20~30歳代女性を対象に、精神的健康や食習慣、体型、体重変動、栄養評価指標、その他の関連要因を調査し、やせ願望と精神的健康の悪化、食事摂取量の低下との関連を検討することを目的に実施した。 実際の体型ごとに、精神的健康とやせ願望とを比較したところ、現在やせ体型の女性では、精神的健康状態が悪いほどやせ願望を持つ割合が高値を示した。次にBMI<22 kg/m2の女性に絞り、やせ願望ごとに精神的健康状態と食事との関連を比較したところ、エネルギーや主要な栄養、食品群では関連は見られなかったが、お菓子摂取に関しては、やせ願望ありの女性では、精神的健康状態が悪いほど摂取量が多かった。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
若年成人女性のやせ体型は予防すべき健康課題とされ、健康日本21第二次の中でもやせの割合を減らすことを目標とされている。しかし現状は、残念ながら、やせ女性割合の改善はほとんど進んでいない。本研究では、女性のやせ願望や精神的健康状態と食事との関連を検討し、特にやせ体型の女性では、精神的健康状態が悪いほどやせ願望がある様子がみられた。また、やせ願望に精神的健康状態の不調が加わることで、食事摂取が乱れる可能性もみられた。これは、若年成人女性のやせ予防を検討するうえで、有用な示唆となる。
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