研究課題
若手研究(B)
ブラッグ散乱(回折)現象を利用した中性子透過イメージング(レントゲン撮影)法による結晶粒毎の結晶方位を可視化する新しい量子ビーム利用マテリアル解析ツールを開発した。開発研究におけるイメージング(可視化)では、電子顕微鏡(SEM-EBSD)や放射光回折イメージングでも用いられている「逆極点図による結晶方位の可視化」を重視しつつ、「結晶粒の3次元結晶方位解析」「結晶粒の3次元形態解析」という当初目的に加え、「結晶粒の中の変化の検出」と「小規模中性子ビーム利用施設での実現」という先進研究を達成した。
・多結晶性材料のための中性子透過ブラッグエッジイメージング法の開発に対し、本研究では、単結晶性材料あるいは大きな結晶粒からなる多結晶性材料のための中性子透過ブラッグディップイメージング法を確立した。・中性子回折法に比べ高い空間認識特性(高空間分解能・広範囲可視化)が期待される。・電磁鋼板やガスタービンブレードといったエネルギー機器や航空機等に用いられる材料の結晶性評価において、これまで見ることのできなかった材料全体の結晶情報の全体像を画像化する新しい測定技術を開発することができた。
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すべて 雑誌論文 (6件) (うち査読あり 3件、 オープンアクセス 3件) 学会発表 (14件) (うち国際学会 5件、 招待講演 8件)
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