研究課題/領域番号 |
16K21006
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
外科学一般
消化器外科学
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研究機関 | 東京大学 |
研究代表者 |
渡邊 亜美 東京大学, 定量生命科学研究所, 特任研究員 (40611421)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2017年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
2016年度: 2,080千円 (直接経費: 1,600千円、間接経費: 480千円)
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キーワード | iPS / 膵島 / iPS細胞 / 分化誘導 |
研究成果の概要 |
本研究では、当研究室で樹立した三次元膵島形成系において、ヒト膵島前駆細胞から膵島様構造形成に至るまでのメカニズムを理解し、これを応用して生体外で高効率かつ大量に膵島を作成する系を確立することを目的にして研究を行ってきた。膵島の分化過程を検討した結果、膵島の種となる内分泌前駆細胞を分取可能にする後期内分泌前駆細胞マーカーCD82の特定に成功し、さらにこれを膵島に成熟させる系を作成した。またこのマーカー遺伝子が膵β細胞の機能成熟に関わる可能性を示唆する結果を得た。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
膵島移植は一型糖尿病の根本的な治療法になりうる可能性があるが、絶対的なドナー不足がこの普及を妨げている。ドナーに依存しない膵島の供給源として、多能性幹細胞からの膵β細胞の分化誘導方法が研究されている。しかし、現状では分化誘導効率が低く、未分化細胞の混入などの安全性の問題、およびコストの問題などを抱える。本成果を応用することで、分化誘導効率を向上させ、細胞の安全性を高めることが期待できる。
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