研究課題/領域番号 |
16K21048
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
身体教育学
応用人類学
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研究機関 | 上越教育大学 |
研究代表者 |
松浦 亮太 上越教育大学, 大学院学校教育研究科, 准教授 (10551278)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,770千円 (直接経費: 2,900千円、間接経費: 870千円)
2017年度: 780千円 (直接経費: 600千円、間接経費: 180千円)
2016年度: 2,990千円 (直接経費: 2,300千円、間接経費: 690千円)
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キーワード | 筋疲労 / 疲労困憊 / 動機づけ / 中枢性疲労 / 身体システム学 / 生理人類学 |
研究成果の概要 |
一定の大きさの筋力を持続的に発揮した場合に、その筋力が維持できなくなる現象を疲労困憊と呼ぶ。本研究では、疲労困憊直後の最大筋力を規定するメカニズムを明らかにするため、疲労困憊直後に実施する最大筋力発揮の運動時間を操作することで動機づけを変化させ、その操作が最大筋力に及ぼす影響を検討した。結果として、運動時間の情報による動機づけの操作は、疲労困憊直後に発揮される最大筋力に大きな影響を及ぼさないことが示された。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
一定筋力を持続的に発揮した場合に生じる疲労困憊の原因は明らかではない。本研究において、動機づけの変化は疲労困憊直後の最大筋力に影響を及ぼさないことが見出され、疲労困憊直後の最大筋力は、動機づけにかかわらず疲労困憊時の筋力の値を上回ることが観察された。したがって、疲労困憊とその直後の最大筋力は動機づけのみで規定されていない可能性が示された。この成果により、疲労困憊をもたらす原因は動機づけ以外の要因に求められる可能性が高まった。疲労困憊の原因を解明する研究の進展は、疲労困憊を避けるための方策や疲労困憊を遅延させるトレーニング方法の開発につながる。
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