研究課題
若手研究(B)
本研究の目的は言語処理と密接に関連すると考えられている下前頭回における脳構造の発達を乳児期から成人期早期まで発達について、拡散テンソル画像を用いて検討することである。我々はMRICloudを用いて、下前頭回の白質領域におけるFA値とRD値を算出した。月齢と各指標の関連を調べた結果、FA値については両側の下前頭回で50ヶ月ころまでに急速に増加し、その後は増加が緩やかになることがわかった。また、FA値の左右差の検討を行なった結果、左側でより高い値を示した。この下前頭回路のFA値の側性は、言語処理における左半球優位性が発達期においても同様に認められることを支持することを示唆する結果であるといえる。
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