研究課題/領域番号 |
16K21112
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
地盤工学
地域環境工学・計画学
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研究機関 | 島根大学 |
研究代表者 |
佐藤 真理 島根大学, 学術研究院環境システム科学系, 助教 (60749183)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2016年度: 2,340千円 (直接経費: 1,800千円、間接経費: 540千円)
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キーワード | 内部侵食 / 浸透 / 堤体 / 舗装 / ため池 / 土砂災害 / 模型実験 / 文献調査 / 災害対応 / 空洞 / 有限体積法 / 侵食 / 地盤防災 / 地盤工学 / 土木材料 / 洪水 / 耐震 / 防災 |
研究成果の概要 |
本研究では基礎研究として,内部侵食現象の解明のために二層地盤での浸透と内部侵食を再現した模型実験,パイプ流の計算のために既往の研究に乱流域での計算を組み込みを行った.またそれらの研究成果をもとに実地盤での現象を明らかにするため,ため池堤体と簡易アスファルト材下地盤において体積含水率や地温の長期計測を実施した.これらは災害予防のための研究であるが,災害が発生した場合の初期対応を明らかにするため,阪神淡路大震災発生当時の神戸新聞を対象として文献調査を行った.これらの研究の結果,既存の知見では明らかになっていない内部侵食による影響があり,影響を考慮して長期的な保守保全を行うべきであることが示された.
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究では,ため池や堤防などの土構造物内部での浸透と侵食による影響を包括的に研究した.その結果模型地盤,実構造物どちらにおいても大きな変状が見られなくとも内部で侵食が進行している可能性が示された.こうした侵食に伴い強度や浸透状況が変化するため,施工後も長期的に使用を続けていく際の影響を検討することが必要であると示唆された.
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