研究課題/領域番号 |
16K21113
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
ヒューマンインタフェース・インタラクション
知能情報学
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研究機関 | 京都大学 |
研究代表者 |
大本 義正 京都大学, 情報学研究科, 助教 (90511775)
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研究協力者 |
西田 豊明
武田 星児
陶山 昂司
松田 貴大
植野 峻也
唐崎 準也
熊野 颯
森元 俊成
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2017年度: 1,300千円 (直接経費: 1,000千円、間接経費: 300千円)
2016年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
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キーワード | ヒューマンエージェントインタラクション / 内部状態推定 / マルチモーダルインターフェース / 志向姿勢 / 生理指標 / 相互適応 / インタラクションモデル / エージェント / インタラクション分析 |
研究成果の概要 |
我々はヒューマンエージェントインタラクション(HAI)に焦点を当て、課題1)コンテキストを共有するHAIの分析、と、課題2)意見の対立と変化があるHAIの分析、の2つから、エージェントが意思を持つと感じられるインタラクションモデルの開発を目指した。(1)では、同一コンテキストにおける行動と認識を強制的にでも行うことで、エージェントに意思を感じることを示した。(2)では、複数のエージェントを含むHAIにより、エージェントの行動と認識のモデルを構築させ、持続的に意思を感じさせられることを示した。これらを統合したエージェントを用いた実験から、人間のHAIにおける態度が無意識に改善することを示した。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
人工知能技術の発展により、知的な活動をするエージェント(例えば、仮想キャラクターやロボット)が増えている社会状況において、適切な人間側の認識や態度を誘発するインタラクションモデルを提案したことは、円滑なHAIを実現する上で有用な知見を与えたと言える。また、複数のエージェントとのHAIにおいて、エージェントの行動と認識のモデルの構築が1対1の場面よりも効果的に行われ、円滑なHAIの実現に有用なことを示したのは、エージェントを社会の中に位置づけるためのこれからの研究と検証に対して、示唆に富む結果を与えることができたと考えられる。
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