研究課題/領域番号 |
16K21148
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
基盤・社会脳科学
感性情報学
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研究機関 | 金沢大学 |
研究代表者 |
池田 尊司 金沢大学, 子どものこころの発達研究センター, 助教 (80552687)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
4,030千円 (直接経費: 3,100千円、間接経費: 930千円)
2018年度: 650千円 (直接経費: 500千円、間接経費: 150千円)
2017年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2016年度: 2,210千円 (直接経費: 1,700千円、間接経費: 510千円)
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キーワード | MEG / 色彩調和 / ワーキングメモリ / 色知覚 / 神経美学 / 脳磁図 |
研究成果の概要 |
本研究では、研究課題(1)として、機能的磁気共鳴画像法によって色彩調和判断に関わる脳領域を抽出し、次に研究課題(2)として記憶に関わる脳活動の変化を、脳磁図(MEG)を用いて計測する。研究期間中に得られた結果より、色彩刺激の記憶にも深く関わる前頭前野は、色彩調和判断に欠くことのできない脳領域であることがわかった。また、不調和配色に反応する扁桃体は、MEGによる信号源推定の信頼性が低く、前頭前野と同時に評価するためには技術的な進展が必須であり、さらなる研究が必要である。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究の成果は、ヒトが物の価値をどのように決めているのかという価値判断に対して示唆を与えるものである。また、MEGを用いた脳機能研究を進める中で共同研究が立ち上がった。MEG計測においては、頭の動きがあるとデータの信頼性を損なうため、頭部運動を極力抑えることが求められる。計測中に頻発するこの問題を解決に導く技術を開発し、共同で特許申請を行うことができた。
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