研究課題/領域番号 |
16K21257
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
放射線科学
医学物理学・放射線技術学
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研究機関 | 群馬県立県民健康科学大学 (2018-2019) 茨城県立医療大学 (2016-2017) |
研究代表者 |
川村 拓 群馬県立県民健康科学大学, 診療放射線学部, 助教 (80424050)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
4,160千円 (直接経費: 3,200千円、間接経費: 960千円)
2018年度: 390千円 (直接経費: 300千円、間接経費: 90千円)
2017年度: 910千円 (直接経費: 700千円、間接経費: 210千円)
2016年度: 2,860千円 (直接経費: 2,200千円、間接経費: 660千円)
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キーワード | 光CT / ポリマーゲル線量計 / 粒子線治療 / 画像再構成 / CCDタイプ光CT / 屈折率変化 / 光断層装置 / 2次元画像 / 光学CT測定 / 粒子線測定 / ゲル線量計 |
研究成果の概要 |
ゲル線量計は3次元線量測定の可能性を有した人体組織等価線量計である。臨床 MRI 装置にてスピンースピン緩和速度を測定し線量評価する手法が従来から用いられてきたが、測定精度が高い反面、長い時間を要し、薄いスライス厚設定が難しいなどの課題を有していた。 本研究では、ゲル線量計評価法としてゲル線量計の透過光量測定を実施した。得られた透過光量データを画像再構成し光学CT断層像を得た。前回のレーザー-光ダイオードによる装置のデータを生かしつつ新たに面光源-CCDカメラを用いたより効率的なゲル線量計用光CTシステム構築を行い、構築したシステムを用いて炭素線の線量測定を試みた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
現在の放射線治療装置はコンピューター制御され、正確に標的に照射される。また治療計画の計算は複雑となるが、標的に対する線量検証は必要な手順であり、最終的に人間による管理や確認が必要不可欠である。 ゲル線量計の臨床応用が可能となれば、現在用いられている電離箱線量計やフィルムなどの検証ツールと併用・使用の選択肢が増えると予想される。つまり目的に合わせて最適な線量計・検出器を選択することができるようになると考えられる。 ゲル線量計の臨床応用には新しいゲル線量計評価手法が必要とされており、本研究を発展・応用させることにより、将来的に放射線治療技術への貢献が可能となる。
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