研究課題/領域番号 |
16K21262
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
教育工学
科学教育
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研究機関 | 首都大学東京 |
研究代表者 |
畠山 久 首都大学東京, 学術情報基盤センター, 助教 (20725882)
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2020-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2019年度)
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配分額 *注記 |
3,640千円 (直接経費: 2,800千円、間接経費: 840千円)
2018年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2017年度: 1,560千円 (直接経費: 1,200千円、間接経費: 360千円)
2016年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
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キーワード | 防災教育 / シリアスゲーム / システム開発 / VR / 防災学習 / 学習システム / 避難訓練 / 拡張現実感 / ヒューマンインターフェース / 教材開発 / ヒューマンインターフェイス / 教育工学 / 情報システム / ヒューマンインタフェース |
研究成果の概要 |
本研究では、没入型ヘッドマウントディスプレイ(HMD)を用いて災害時の行動を学習する災害体験学習システム“もしも”を開発した。視界を覆うタイプのHMDを用いることで没入感の高い映像提示を実現すると同時に、操作感の向上と学習者の安全確保のため、ゲーミングフットコントローラを組み合わせた。このシステムを用いて学習するために、ゲームエンジンを用いて学習コンテンツを開発した。ビルが建ち並ぶ都内で首都直下地震(震度Ⅶ相当)が発生した状況を想定し、災害発生後の時間経過と共に発生する二次災害を定義したシナリオとした。ゲームエンジンを利用することで、ユーザの行動をリアルタイムに反映させることができた。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
一般的な防災学習で行われる訓練は、災害が発生していない日常の世界での訓練となるため、現実感に欠けてしまう面がある。このため、より災害が自分の身に起こりうる事として捉えやすくする、つまり「わがこと意識」が醸成されるような工夫が必要となる。学習者が没入しやすくなる仕組みを実装した点は有用であると考える。また、防災教育の機会を設けやすい学校現場で取り入れる際には、手軽に安価で実施できることが重要なポイントとなる。本研究では民生機器を用いて開発しているため、現場での実践にも転用できるシステムである。
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