研究課題/領域番号 |
16K21276
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研究種目 |
若手研究(B)
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配分区分 | 基金 |
研究分野 |
物理系薬学
分析化学
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研究機関 | 静岡県立大学 |
研究代表者 |
水野 初 静岡県立大学, 薬学部, 講師 (30457288)
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研究協力者 |
轟木 堅一郎
豊岡 利正
上田 一樹
小林 勇太
宮崎 康人
進藤 卓也
南 哲平
田中 奈津美
加藤 良浩
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研究期間 (年度) |
2016-04-01 – 2019-03-31
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研究課題ステータス |
完了 (2018年度)
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配分額 *注記 |
3,900千円 (直接経費: 3,000千円、間接経費: 900千円)
2018年度: 1,170千円 (直接経費: 900千円、間接経費: 270千円)
2017年度: 1,040千円 (直接経費: 800千円、間接経費: 240千円)
2016年度: 1,690千円 (直接経費: 1,300千円、間接経費: 390千円)
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キーワード | 細胞内小器官 / メタボロミクス / 誘導体化 / 質量分析 / ミトコンドリア / オルガネラ / 生体分子 |
研究成果の概要 |
本研究では、細胞内のミトコンドリアをターゲットとしたメタボロミクスを実現するために、細胞内のミトコンドリア選択的に局在し、ミトコンドリアに存在する代謝物と反応する誘導体化プローブを合成した。このプローブを細胞に投与してミトコンドリアへの移行を確認するとともに、質量分析によりこのプローブと結合したミトコンドリア内の代謝物が検出された。これらの結果より、本方法は細胞内代謝物の局在を調べるうえで非常に有用であると考えられる。
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研究成果の学術的意義や社会的意義 |
本研究は、ミトコンドリアなどの細胞内に存在する様々な微小領域ごとに存在する代謝物という生体機能の発現と密接にかかわる分子を見つけることを目的としている。本研究で開発した方法により、これまでの方法では不可能だった代謝物の正確な細胞内局在を調べることが可能となった。これにより、これまで分からなかったミトコンドリアをはじめとした様々な細胞内小器官の詳細な機能解明が可能となり、疾患メカニズムや治療法開発につなげることができる。
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